皆さんは、アカハライモリをご存知でしょうか。
別名は二ホンイモリと呼ばれていて、全国各地で見られる一般的なイモリです。
アカハライモリの名前の由来でもある、お腹の赤い模様は敵に毒をもっているということを伝えるための警戒色になります。
今回は、アカハライモリの生態について調べてみました。
アカハライモリの寿命
カエルなどと同じ両生類と聞くと、寿命は数年かと思われる方も多いと思いますが、アカハライモリの寿命は、20~25年といわれています。
飼育下で環境が整っていて生体に対するストレスが少ない場合は、寿命も延びそれ以上生きることもあります。
中には40年近く同じ固体を飼育しているという方もいるようです。
生態について
アカハライモリは、両生類で水辺に生息しています。
名前の由来であるお腹の赤い模様は毒をもっているという警戒色になります。
実際、フグ毒と同じテトロドトキシンを持っていますが、毒量は少ないようで触ったら手を洗えば問題はありません。
自然下では、サギなどの鳥に捕食されることもありますが、補職した鳥が、テトロドトキシンにより死んだという例はないので、含有量自体が致死量ではないのかもしれません。
また、アカハライモリは再生力が高く、手足や尻尾だけでなく、骨まで完全に再生することができ、眼球の水晶体の再生もできるほどになります。
トカゲも尻尾のみの再生は可能ですが、骨まで再生することはできません。
アカハライモリは、雑食性で、オタマジャクシから小魚までなんでも食べることができます。
飼育下では、人口餌料や乾燥餌、冷凍餌を主に与え、食いつきが悪くなったりしたら生餌や、刺身などを与えたりします。
まとめ
アカハライモリの再生力などは医学にも用いられるように研究が進んでおり、ペット以外でも注目されている生物です。テトロドトキシンを持っていますが、触ったあとは手を洗う程度で大丈夫です。昔はイモリを食べていたりした文化もあったので火を通したりすることで毒がなくなるのだと思います。とても興味深い生物ですね。アカハライモリを見つけたりした際は、是非、参考にしてみてください。