イモリは水草に卵を産み付けますが、その大きさや育て方
水の適温、注意するポイントとは何でしょうか?
卵の大きさ
イモリの卵は一個ずつバラバラに産み付けられています。
色は透明なのですが見た感じはイクラに似ています。
大体1mm~2mm位の大きさだそうです。
卵の育て方
イモリは暑さに弱い生物です。
水温が28℃を超えると活動が弱まり、死んでしまう可能性があります。
水温は20℃ぐらいが良いです。
真夏などはクーラーの効いた
部屋に水槽を置いたり、水槽に入れるクーラーを利用して20℃を守りましょう。
水温計を準備するといいですね。
日頃から様子を見ていれば繁殖行動に入ったことが分かります。
イモリは水草に卵を一つずつ丁寧に産みます。
イモリは貪欲で食いしん坊です。
自分の産んだ卵も分からずに餌と間違えて食べてしまいます。
卵を食べられてしまわないうちに早めに別の水槽を用意して移し替えます。
2~3週間もすれば孵化します。
産まれて3日位のイモリの赤ちゃんはメダカのような感じですね。
個体にもよりますが数日位は何も食べません。
プランクトンなどを食べ始めますと前足が生えて来ます。
イトミミズや赤虫、市販の餌を食べられるようになるまでは孵化したブラインシュリンプを餌にします。
飼育していてエラが小さくなって来たら、そろそろ上陸を始めます。
エラ呼吸から肺呼吸に変わるので水の中では息が出来ずに死んでしまう場合があります。
早めに上陸用の岩や浮島を用意して入れて置くのが良いでしょう。
この頃から赤虫などの餌を食べ始めます。
餌は少し多めでもいいです。
少ないと共食いすることもあります。
一年を過ぎる頃から活発に動き出しますので大人のイモリの餌と同じものを食べさせられるようになってきます。
まとめ
卵を孵化させ育てるのに注意する二つのポイントは大人のイモリに食べられないように注意することです。
出来れば卵だけの水槽を用意する方が好ましいでしょう。
もう一つは上陸を助け、肺呼吸が楽に出来るようにすることです。
肺呼吸をするようになった途端に陸が無ければ上陸して息をすることが出来ません。
苦しい思いをさせないように陸は用意しましょうね。
イモリの卵からの変態観察は良い観察日記にもなります。
お子さんと一緒に飼ってみては如何でしょうか?