イモリが産む卵の数と殻があるのか調べて見ました。
卵は幾つ産むのでしょうか?
イモリは冬眠から目覚めると繁殖行動に入ります。
イモリは共寝をすることはありません。
雄のイモリは精子の入った袋をメスの前に落とします。
メスはその袋を自分で体内に取り込みます。
卵はメスの体から出る時に受精するそうです。
イモリは卵を草などに一個ずつ丁寧に産みます。
イモリは一回に50個の卵を産むようです。
その後も生み続けると多い場合は200個ぐらい産むそうです。
数は多いのですが無精卵だったり死んだりするので、孵化するのは僅かでしょう。
イモリの卵に殻はありません。
ゼリー状のものに包まれていてブヨブヨしているみたいです。
見た感じは水まんじゅう(関西では葛まんじゅう)に似ています。
未受精卵の場合、時間と共に溶け出します。
鳥のような固い殻は無く、2~3週間で孵化します。
産まれて2~3日経つとプランクトンなどを食べ始めます。
じきに前足が出てきてイモリらしい体になって来ます。
イモリもカエルと同じ両生類なので殻がないのが特徴です。
ゼリー状の卵から足が出て大人と同じ形になって行く変態の観察は楽しいと思いますよ。
イモリの赤ちゃんの水中生活は30~50日程度です。
エラ呼吸から肺呼吸になるので水中から上陸します。
肺呼吸になると上陸する場所が無ければ溺れて死んでしまうので必ず上陸出来る岩や浮島を水槽に入れて下さいね。
まとめ
以上のようにイモリの受精から上陸までを見て来ました。
イモリの卵は透明なので胚の変化も良く見えます。
生物の教材としても利用されるようです。
イモリの赤ちゃんはとっても愛らしいですね。
卵が全て孵化する訳では無いのが残念な所です。
イモリの受精方法は珍しいです。
これはイモリが他のオオサンショウウオなどと比べて進化していることを示しています。
イモリの繁殖は難しいでしょうが飼っている方は一度チャレンジされては如何でしょうか?