孵化したイモリが何故エラ呼吸なのかお伝えします。
イモリの呼吸について
水草に産み付けられたイモリの卵。
筋子のような卵では無く、水草に丁寧に一個ずつ産み付けられています。
大体2~3週間で孵化するようです。
孵化したイモリはまだエラ呼吸です。
この頃にいつ肺呼吸をし始めても大丈夫なように陸を準備しましょう。
イモリは両生類の仲間です。
両生類とは古代に魚類が陸でも生活出来るように進化した生物を言います。
元々は魚類から進化したものですのでエラがあります。
イモリは孵化した後しばらくは、このエラで呼吸をしています。
幼生の間は体つきもメダカのようですがしっかりエラが見えます。
成長するとイモリの種類によっても違うのですが大体2~3ヶ月で肺呼吸へと移行します。
肺呼吸を始めてもイモリの体は粘液に包まれており皮膚呼吸は出来るようです。
この表面の粘液がイモリの体を守っています。
イモリの体は魚のように鱗がありませんし亀のように甲羅もありません。
ただ粘膜で守られているだけのデリケートでシンプルな造りに出来ていますので、この粘液が渇いてしまうと皮膚呼吸も出来ず干からびてしまいます。
イモリが上陸したままだとちょっと心配ですよね。
長い間陸に上がっているようなら水に戻してあげてもいいです。
イモリは肺呼吸と皮膚呼吸で生きていますので、乾かないように注意しましょう。
粘膜を保護する為にカルキを抜いた水を優しくかけてあげる方法もあります。
幼生はまだまだ泳ぎが得意ではありません。人間が手助けする必要を感じます。
何しろ肺呼吸を始めたばかりです。
溺れて死なせてしまっては可哀想ですよね。
その為にも陸地は必須です。
まとめ
以上のようにイモリの幼生はエラ呼吸をすることが解りました。
イモリを卵から返して育てるのは飼育の楽しみの一つです。
可愛い赤ちゃんイモリの命を守る為には日頃の世話次第です。
どうぞ可愛がって大切に育ててあげて下さいね。