イモリは再生能力に大変優れています。
その限界はどこまであるのでしょう?
調べて見ましょう。
骨まで再生
イモリは両生類ですが脊椎動物でもあります。
イモリの再生能力は大変優れています。
手足や尻尾などは骨まで再生してしまいます。
骨まで再生出来る種は稀です。
ではどこまで再生出来るのでしょうか?
再生能力の限界を調べた人達がいらっしゃいます。
熊本大学の元江口吾郎学長と日米の教育チームが研究されました。
その結果、イモリの再生能力は非常に高く、2対4本の手足と尾だけではなく、心臓や脳に損傷が出ても再生できると解りました。
この時のイモリは6匹、推定年齢は14歳だそうです。
その後16年間に渡って18回も水晶体の除去までの実験を行いましたが再生することが確認出来たとの事です。
再生後も形状の遺伝子は正常に働くことが確認されています。
驚くべき再生能力です。
この再生能力は病気やケガで死ぬまで続きます。
まとめ
人間にとってイモリの再生能力は羨ましいのでしょうか?
何度も手足に傷を負い生えてくるまで苦痛はないのでしょうか?
素晴らしい結果に終わった実験ですが、良く考えてみるとイモリ達は苦痛を味わっていたのではないかと感じます。
手足を切られたり、水晶体を取られたり。人間でも目の手術は大変で苦しいものです。
しかし、この実験結果が何をもたらしたのかは図りしれません。
イモリの才能がイモリ自身の苦痛なのかもと考えてしまいました。
このイモリの話を聞いて、私はすぐに山中教授のiPS細胞を思い出しました。
人間の再生能力はほんの僅かです。
手足を切ってしまったら義手や義足を使うしかありません。
パラリンピックでは義手や義足を使いこなせる選手が大活躍して人々の感動を呼びました。
ちょっと論点から外れてしまうかもしれませんが、このiPS細胞によって治るのが難しい病気で亡くなる人が少しでも減ればいいなと素人ながら考えてしまいました。