日本固有の両生類に分類されるイモリといえば、野性を思い浮かべる方が多いでしょう。

しかし、意外にもイモリは手間もかからず飼育するのに場所を取らないので、飼っている人も実際に多くいるのをご存じでしょうか?

そのため、繁殖させるのもそれほど難しくないと言われているので、そのポイントを抑えておけば楽しめるようになります。

イモリの繁殖

イモリは、自然な状態の場合なら4~7月頃に繁殖期を迎えますので、雄は水中で雌に対しての求愛行動をこの頃起こして行きますが、尾をくねらせて雌の前に進むので人間からしてみれば、ちょっとユニークな行動に見えるでしょう。
イモリの求愛ディスプレー
実際に、イモリの求愛ディスプレーは、まず、水中で相手を見つけると相手の側面に接して性別を確認することから始まります。雄は、横向きになりながらもメスの鼻先に近づけて、尾を雌の側に曲げて小刻みに震わせます。子孫を残すためにイモリの求愛ディスプレーも飼育している場合には、観察してみると比較的たやすく見ることができます。

イモリ 繁殖 水温

繁殖期の適温を知る

有尾類は水温が高温になるのは弱いので、同様にイモリの場合も飼育環境の適温は、20度前後です。

繁殖のシーズンでは、4~7月ですので、梅雨時から思いがけないほど気温が上がる日もありますので、管理は注意しなければなりません。

夏場の環境では軽く室温が30度を超えてしまうので、油断をしていれば、日差しを受ける場所ならさらに水温が上がってしまう危険性もあります。

イモリは、北半球の温帯域に生息しているので、出来るだけその自然な環境に近い状態が繁殖にも適しています。

ですので、春から秋にかけて加温は不要ですが、夏は、上限として25℃から27℃で保てるようにすることがとても重要です。

そのためにも飼育を始めるには、水温計を買い揃えていくのがおすすめです。

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まとめ

イモリは、このように意外にも思われるでしょうが、生き物をこれまで飼ったことがない人でも気軽に挑戦して繁殖できる可能性もあります。確かに、見た目の印象で好き嫌いの感覚は個人差もあり分かれるかもしれませんが、こうして自宅で繁殖できるようになれば、愛着がわいてくるようになる可能性も上がるのではないでしょうか。

 

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