イモリの尻尾や体などに白いものがついていたら、もしかすると病気かもしれません。
そこで、イモリがかかる病気とその予防策や対処方について調べてみました。
イモリがかかる病気
イモリも環境が悪いと病気になります。
イモリがかかる病気はモルチペスト、水カビ症、ツボカビ症などがあります。
ほかには、消化不良、肥満、脱皮不全などがあります。
病気の特徴
モルチペストは、イモリの皮膚に白っぽい斑点が現れるようです。
水カビ症は、飼育環境が悪いと皮膚にカビが生えるようです。
イモリの皮膚に白や灰色のもやもやとした綿帽子のようなものがつき、炎症や潰瘍を併発します。
水カビ自体の病原性は強くありませんが、細菌感染を併発し様々な症状が現れ最後には死んでしまいます。
ツボカビ症は、水中に多く生息し腐ったものの中にいるツボカビ菌が、イモリの皮膚に寄生して発症します。
ツボカビ菌が寄生すると皮膚呼吸ができなくなり、命にかかわることになります。
イモリは餌を与えれば与えただけ際限なく食べてしまいます。
そのため消化不良や肥満になってしまうので、餌の量はちゃんと考えてあげる必要があります。
イモリは脱皮しますが、ときどき皮がむけきらない場合があるようです。
脱皮の皮が体に残っていると皮膚呼吸を妨げたり、体温の管理ができなかったりしてしまいます。
病気になったときの対処法
モルチペストや水カビ症、ツボカビ症にかかってしまった場合有効的な治療法はないようです。
ただ、早期に発見し飼育環境を改善することで水カビ症などは完治する場合もあります。
皮膚に白っぽいものができて不自然なときは薬浴か塩浴をさせましょう。
また、これらの病気は感染力が高いので病気にかかってしまったイモリは他の健康なイモリからは隔離し、器具などをしっかり消毒したりして病気の感染を広めないようにすることも大切です。
消化不良や肥満、脱皮不全は、餌の量をしっかり管理しイモリの状態を観察していればすぐに対処でき改善することができるので状態が悪化しないように正しく対処しましょう。
まとめ
イモリは変温動物で飼育環境がイモリ自身の体調に大きく影響します。環境が悪ければもちろん病気になってしまうので、きちんと環境を整え健康管理をして可愛がってあげることが重要です。
もし病気になってしまっても、早期に発見し対処すれば完治する可能性もあるので悲観せず正しい対処をしましょう。
なによりも、清潔な飼育環境を整えて病気にならないよう予防することがいちばんです。