飼っている雄のイモリが青いのは何故?病気でしょうか?
何か理由がありそうですね。
理由を調べて見ましょう
婚姻色
ある時期、いつもと違う美しい体色に変化する動物がいます。
魚類や両生類、爬虫類などの一部の動物種でいつもと違う体の色や紋が現れます。
これは精巣から出る雄性ホルモンによって繁殖期に現れます。
広くは鳥類にも当てはまるようです。
これを婚姻色と言います。
イモリの雄は繁殖期になると尻尾が青くなります。
個体によっても婚姻色の差はあり、大変個性豊かな色に変化します。
尻尾だけが青いもの。
全身が薄い水色になるもの。
また、全身が青や紫色になるものまで様々です。
まるで綺麗な熱帯魚のような色になり大変美しいです。
最も美しい有尾類と言っても過言ではないでしょうか?
子孫繁栄の為に自然が生んだ美しいメカニズムです。
性的二形
この婚姻色は雌雄同形に現れることもありますが、別の形で現れることも多いです。
これを「性的二形」と言います。
また、片方だけに顕著な例もあります。
イモリの場合は雄だけに派手な色が現れます。
存在を知らせる
このように婚姻色を持って雄は雌に自分をアピールし、雌に存在を知らせるので、婚姻色は新しい命を繋いでいくのに役立っています。
まとめ
以上のようにイモリの婚姻色について調べて見ました。
生物の中では雄の方が派手な色で雌を誘うようです。
自然界においてはその美しさでパートナーを選ぶことが多いですね。
イモリの体色が青だったり、紫だったとしてもびっくりする必要はありません。
可愛いベビーイモリがいつ誕生してもいいように準備をしてあげましょう。
大きな水槽に浮島を最初から用意しておくのもいいですし、小さなデザートカップでもタッパーでも構いません。
色が変わってきたら、繁殖行動の開始、出産の準備。そう覚えておくといいでしょう。
卵が産まれるのが楽しみになりますね。