普段から関心があり認識がある人なら違いを区別しやすいものですが、瞬時に現れたトカゲのようなものが、実際に、トカゲだったり、イモリだったり、ヤモリだったりすることもあるので、判断しづらい方も実際は多いのではないでしょうか?
ヤモリは全体的に体が白っぽい
イモリと名前が似ているものの、ヤモリはヘビやトカゲと同じ爬虫類に属します。
形はかなり似ているために、混同されやすいのもやむを得ないですね。
実際に、ヤモリは体がしっぽまで全体的に白くてベージュに近い印象があり、表面は乾いています。
陸に生息しているので、家の壁で見かけることも良くあります。
イモリは全体的に体が黒っぽい
形状はヤモリと似ているのですが、イモリはカエルなどの仲間に入り、両生類です。
ヤモリと違って皮膚は常に湿気を帯びていて、日本に生息している代表的なイモリといえばアカハライモリです。
このアカハライモリのお腹は赤色で黒い斑点があるのですが、それ以外は見た目の黒っぽさが印象的です。
また、イモリの特徴としてテトロドトキシンと呼ばれる毒を持っているので、触れた時には必ず手洗いをする必要があります。
ミミズやおたまじゃくしをえさとして食べるのですが、飼育されている場合には専用のえさがあります。
イモリとヤモリの見分け方
イモリとヤモリを見分ける時のポイントは、これまで述べたようにわかりやすいのは色の違いです。
イモリは黒っぽくて、ヤモリは白っぽいと覚えておけば簡単に見分けることができます。
また、発見した時の場所もイモリは水がある場所にしか生息しないので、水気が全くないところで見つけた場合にはヤモリだと判断がつくようになりますね。
まとめ
突然現れると、動きの素早さもあり、イモリかヤモリか、もしくは、トカゲにも見えてしまったりすることも少なくありません。
しかし、見た目の印象でイモリとヤモリの見分け方は意外にも簡単ですので、遭遇してしまった時にしっかりと認識できるようにこれからはなるのではないでしょうか。