イモリは脱走の名人です。

蓋があっても隙間からこじ開けて逃げます。

ですから飼育をする入れ物は、蓋が必要です。

体は小さいですが、意外に力持ちです。

載せるだけの蓋だと、すぐに逃亡されてしまいます。

蓋付きの虫かごや蓋付きの水槽にしましょう。

イモリには陸も水も必要

さてその水槽等の中はどのようにすればいいでしょうか。

イモリは両生類で、水の中でも陸でも生活します。

卵から孵ったばかりの頃はエラがあり、水中で生活します。

その後エラがなくなり、陸上に上がります。

この時、水と陸の配分が上手にできていないと溺れてしまうことがあります。

野生では、陸に上がった子供の頃は、山の中などの陸地で昆虫や微生物を食べます。

ですから、子供の頃はほとんど陸で生活しています。

成長して大人になると、水の中にいるほうが多くなってきます。

水槽に水の部分と陸を作る時は、イモリの成長度合いで配分を変えましょう。

イモリ 陸地 作り方

イモリの陸の材料と作り方

では陸の部分はどのように作ればいいでしょうか。

イモリが子供のうちは、水は殆どいりませんのでしっかり陸作りましょう。

大人になると逆に殆ど水になりますが、やはり陸は必要です。

ホームセンターやペットショップで売っている、浮き島や発泡スチロールを入れ、少し太めの木を斜めに入れてみてはいかがでしょうか。

砂利などの小石は、イモリが誤って飲み込む可能性があるので、あまり小さいサイズでなく、大きめにしましょう。

コケや植物を入れる場合は、水中ポンプで水を汲み上げて流さなければなりません。

その際は、木を組み合わせて、分水器を隠してはどうでしょうか。

木の組み方は自由ですが、枝状のものより、太いものであったり、塊になっているものがいいかもしれません。

分水器からのホースを高い部分に導いて水を流したり、植物を配置する場所に水が流れるように位置を調整します。

入れる木についてですが、川に落ちている流木などを使用するのは、浮力が強すぎて難しいのと、その流木がどんなものなのかがわからないので、あまりお勧めはできません。

物によっては、イモリにとって有害物質を含んでるかもしれないからです。

溶岩石を置き、木を組み合わせて基礎として、陸にすることもありますが、ペットショップなどで売っている溶岩石は意外と高いものなので、ホームセンターの園芸コーナーなどで売っている物で代用できます。

イモリは、木や分水器のコードなどを登って脱走する可能性があるので、必ず蓋付きの入れ物にしましょう。

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まとめ

砂利や木などをたくさん入れると水換えが大変になります。しかし餌を食べたりして水が汚れますので、水換えはしっかりやって、イモリを健康に飼いましょう。

 

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