イモリは脱走の名人です。
でも脱走するのには何か理由があるかも?
その理由を考えて見ましょう。
形態から考えられる理由
イモリは2対4本の足があります。足の指は前が4本、後ろが5本あります。
イモリの体を守っているのは粘膜なのですが、この粘膜は足の指にもついています。
この指の粘膜を利用してイモリはガラスの壁をスイスイ登れるのです。
ですのでイモリ飼育にフタは絶対に必要です。
忘れてしまったり、表でフタ無しで飼ってる方は脱走許可されてるのでしょうね。
イモリが行方不明になって干からびた体で見つかる結果は避けたいものですね。
飼育環境の悪化
イモリも餌を食べるので当然ながら排泄をします。
また、餌の食べ残しも水を汚れる原因となっています。
フンや食べ残しをそのままにしていますと当然の事ですが水質が悪化し、水が腐って臭くなります。
水槽が汚れたり、水の臭いが臭くなるとイモリもこんな環境から逃げたいと外へ出たくなるのでしょう。
陸に上がる理由には泳ぎ疲れて陸で休みたい。
メスとオスが一緒に飼われている場合はオスの求婚から逃れたいメスが脱走を試みたりするようです。
イモリにも嫌なことはあります。
イモリに気持ちを聞きたいところですが話せないので想像するしかありません。
狭い水槽が嫌で脱走するイモリもいるでしょうね。
まとめ
以上のようにイモリが脱走する理由を考えて見ました。
元々は広い水田、綺麗な水辺で住んでいるイモリです。
イモリを飼うということは狭い世界に閉じ込めているわけです。
カブトムシでもそうなのですが、狭いケースに閉じ込められて羽をしきりに羽ばたかせているのを見ると、外に出たいという気持ちが良く分かって可哀想になってしまいました。
人間はその広い世界を奪っているのですから、綺麗な環境ぐらいは用意してあげましょうね。
脱走する原因はありますから飼育環境をもう一度見直すことも必要です。