イモリは脱走の名人です。
簡単に水槽を登る事が出来るのは何故か調べてみましょう。
粘膜
イモリは2対4本の短い足を持ちます。
因みに前足は4本、後足は5本だそうです。
カエルのように水かきはありません。
陸場を歩くのが好きなのですがあまり得意ではないようです。
この手足には粘膜が付いています。
なのでガラスの壁面も平気です。
この粘液があるから、イモリは手足を上手く使って水槽の壁に張り付き登ります。
泳ぐのも得意ではないとの声もありますので、もしかしたら壁登りが一番得意なのかもしれないですね。
壁面を平気で登るので心配なのが脱走です。
30cmの壁なら一分もかからないで登ってしまいます。
いないと思って探したら干からびていたなんて報告もありますし、水を求めたのか風呂場で見つかった~なんて話もあります。
死んだら可哀想だし自分も哀しいですよね。
可哀想な目に合わさないように隙間があれば脱走するのでフタをしっかり閉めて隙間を無くして下さいね。
つぎに何故脱走するのか考えて見ましょう。
水槽の状態はどうでしょうか?イモリにとって快適な環境になっていますか?
もしかしたら水温が熱い。
水槽が汚いのが理由かもしれませんし、単に狭い水槽は嫌。
多分狭い世界で生きているのが嫌なのでしょう。
こんな時は大きめの水槽に好ましいのでしょうね。
イモリの水槽を登るのは本能なのでそれを防ぐ事は出来ません。
脱走を防ぐのにはフタをしっかり閉めることですね。
まとめ
以上のようにイモリの登る習性について述べて来ました。
人間にとっては脱走は困ったことですが、イモリにしてみればただ登りたくて登っているだけなのですよね。
飼い始めた以上は自然に返すわけにはいきません。
出来るだけ自然に近い状態を作りあげるのがいいのでしょう。
イモリは暑さが苦手です。水温は20℃に保ち、いつも水槽を綺麗に保って飼育しましょう。
そしてフタを閉めるのを忘れぬようにして下さい。