アカハライモリを良く見るとキュートな顔をしていますね。
比較的、飼育しやすいと言われていますし、その顔つきから人が心を和ませてもらえるのも何となく納得が行くものです。
アカハライモリがどのような経緯で産卵をするのか、成長段階で呼ばれ方が変わるのをご存知ですか?
意外と知られていないイモリの成長過程
イモリは産卵されてから、まず、幼生と言う過程ではエラ呼吸をするので水中生活ですが、次に、幼体と言う過程があります。
この頃には、肺呼吸に変わっているので、湿気のある陸地での生活が可能になります。
そして、最終的に成体になってからも、もちろん、肺呼吸をしますが、水中と陸上の生活が行なえるようになります。
実際に、ペットショップで販売されているのは成体ですので産卵をさせて実際に過程を見て、初めて知ることになるのも頷けますね。
イモリの産卵は何日もかけて行う
両生類のイモリってどんな産卵をするのかイメージされますか?カエルのような数珠つなぎの産卵ではなく、1日に数個、それを何日かかけて産卵をします。
しかも、卵は水草に後ろ足で固定するのですから、習性とはいっても卵を守るために必死に行っているのが分かりますね。
産卵後の注意点
こうして水草に固定された卵は、細胞分裂を繰り返して行きます。
そのために、飼育者が重要なのは水質を綺麗に保つことです。
塩素を抜くために汲み置きしておいた水を毎日変える必要があります。
変える量は全体の3分の1ずつで問題ありません。
ただしこの時に勢いよく入れてしまうとその水流で卵に影響が出てしまうので、ゆっくりと刺激のないように入れましょう。
卵が孵化するまでの日数は、水温によっても影響を受けますが、だいたい2週間程度が目安です。
まとめ
アカハライモリは、このように産卵の仕方を知るとなおさら愛おしさすら感じてしまうのではないでしょうか。産卵後に孵化をしてからの成長過程の変化も、これまで成体を購入していた人にとっても、興味深い観察ができるようになるのでさらに楽しみが増えるのが魅力ですね。