イモリの体色が紫に変わってしまいました。
どうしてでしょう?
理由について調べて見ました。
婚姻色
生物界において、繁殖行動を開始し、新たな命を繋ぐ為のシグナルを雄が雌に送る体色の変化を婚姻色と言います。
これは雄が持つ雄性ホルモンの影響です。
広くは鳥類を含め、両生類、爬虫類、魚類にそれは顕著に現れます。
イモリも例外ではありません。
イモリの雄は大人になり繁殖行動が出来る時期になると体色が変化します。
なかには色の薄い水色ぐらいにしか変化しないものもいますが、中には紫色に変化するものもいます。
これは個体差によるのですが大変美しく体色が変わります。
美しい熱帯魚のような体色を見る事が出来てイモリの美しさに驚かされます。
自然界では少しでも体色が美しい方がより良い相手に好かれ、新しい命を育むことが出来るのかもしれません。
誰に教えられた訳でもない婚姻色に自然が生んだ素晴らしいメカニズムを感じることが出来るでしょう。
この婚姻色は例外的に雌にも現れることもありますが、一般的には雄に現れることが多いようです。
雌が雄の求婚を受け入れると産卵が始まります。
この婚姻色が現れる時期も個体差がありますし、また、自然に育てられているイモリなら冬眠後と言われていますが、家で飼うことが増えているので、孵化する時期もマチマチです。
一概に何月から何月までと決めることは出来ないようです。
まとめ
生物界において、子孫を残したいのは人間だけでは無くイモリも一緒のようです。
イモリは婚姻色によって繁殖行動を始めます。イモリは卵を産んでも育てることはしません。
我関せずとばかりに育児放棄し、餌と間違って食べてしまうほどです。
人間は卵を見かけたら大切に育ててあげましょう。
卵を育てるのは幼いお子さんと一緒にするといいですね。
卵が孵化し、手が出て大人になっていく様を見るのは良い研究材料になります。
婚姻色が見られたら、産卵してもいい環境を整えましょう。