通常、アカハライモリの飼育では水草はなくてもよいものです。しかし、繁殖を考えて産卵させる場合には、水草を用意してあげる必要があります。

どのような水草がアカハライモリの産卵に適しているのでしょうか?

水草に固定するように産卵する

アカハライモリの産卵期は4月~6月頃です。カエルと同じ両生類ですが、カエルのような数珠つなぎの卵は産みません。

1個ずつ産みます。

そして何日かに分けて産むので1日に数個しか産みませんが、トータルでは100個近く産むこともあるそうです。

後ろ足をうまく使って水草に固定するように産みます。

水草の葉を折り曲げて卵を包むように産卵するので、水草の葉はやわらかく広めのものが適しているようです。

産卵に適した水草は?

アカハライモリの飼育によく使われる水草がオオカナダモ(アナカリス)です。

とても丈夫で照明がなくてもよく育ち、産卵にも適しているのが人気の理由です。

ほかにもウィローモスガボンバヘラオモダカなどもおすすめです。

ヘラオモダカは水田の雑草のような扱いをされていますが、アカハライモリにとっては自然に近く、喜んでもらえる水草ではないでしょうか。

イモリ 産卵 水草

手入れが面倒なら人工水草を

見た目などにこだわりがなく、産卵のためにだけ用意するならば人工水草もおすすめです。

人工水草の最大のメリットは枯れないこと。

天然の水草にチャレンジして何度も枯らしてしまう場合は人工水草を使ってみましょう。

手入れも簡単で管理がとてもラクです。

そして、天然の水草と同じようにちゃんと産卵もしてくれるので安心です。

種類も豊富にあるので何種類かを入れてみるのも楽しめそうです。

レイアウトを考えながら選んでみてはいかがでしょうか。

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まとめ

アカハライモリに産卵させる場合、水草は必要ですが必ずしも天然の水草である必要はありません。人工の水草でも産卵をしてくれます。産卵した後はイモリが食べてしまわないように別な場所に移しましょう。水草から卵を離さずに、水草ごと移すのがポイントです。

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