イモリの幼生が餌を食べる量や頻度はどのくらいなのでしょうか。
飼育下での餌の内容などについても合わせて調べてみました。
イモリの食性
イモリは基本肉食です。
自然公園や無農薬の田んぼなどにいるミジンコをとってきてもいいのですが、餌不足になってしまうとイモリが死んでしまう可能性が高くなります。
飼育下では保存のきく冷凍赤虫や冷凍ピンクマウス、乾燥イトミミズ、乾燥ミジンコなどが便利です。
幼生のころは、ミジンコやブラインシュリンプなどを食べ、幼体になると赤虫やピンヘッドコオロギなどを食べます。
成体になるとイトミミズやミジンコ、赤虫、コオロギ、ハニーワームなどを食べます。
また、マグロの赤身や甘エビ、イカなどの生魚も食べるようです。
イモリは成長によって食性が変化することはありませんが、体の大きさに合わせて食べる虫の大きさがかわるので大きくなるほどいろいろ食べるようになります。
また、生き餌以外に専用フードも食べます。
生き餌だけでは偏りがちな栄養素が含まれているのでおすすめです。
イモリの幼生の餌の頻度
イモリは卵から孵化したのち、3~4日は何も食べません。
その後、4日目くらいからプランクトンなどを食べ始めます。
イモリは餌を与えた分だけ食べてしまうので与えすぎには注意がいりますが、2~3日に1回のペースで食べきれる量の餌を与えるといいでしょう。
このペースは成長にするにしたがって3日に1回から1週間に1回くらいに減らしていく感じでいいです。
餌やりの注意点
イモリは基本的には肉食なので生き餌を与えることが多いです。
しかし、ブラインシュリンプは塩水で育つ生き物なので、淡水で生活しているイモリの水槽では長く生きられません。
なのであまり多くを水槽に入れてしまうとブラインシュリンプが死んでしまい水槽の水が汚れる原因になってしまします。
ほかの餌でもあまり多くを与えると水が汚れる原因になるので食べきれる量を与えるようにしましょう。
まとめ
イモリは大食漢で餌をあげたらあげただけ食べるので、与える量には気を付けないといけません。餌のやりすぎはイモリの消化不良や水の汚れの原因にもなってしまいます。
イモリは卵から孵ったときから肉食なのですが、幼体のころには体も小さいので食べられる餌自体も小さいものでないと食べられません。成長に合わせて餌の種類や量をかえたりしながらお世話してあげることが大切ですね。イモリは人工的に作られた餌も食べるので、栄養の偏り防止や餌不足にならないためにも生き餌と併用するといいと思います。