イモリとヤモリは良く間違われます。爬虫類と両生類で分類も違うのです。
イモリは両生類に属していますが、イモリとヤモリの違いや分類の違いを分類の特徴や生態の違いから調べてみたいと思います。
イモリとヤモリの違い
ヤモリは爬虫類でカメやトカゲの仲間です。
陸上で生活していて、家屋にいる害虫を食べてくれたりします。
イモリは両生類でカエルの仲間です。
陸上だけでなく水辺でも生活していて、たんぼなどにいる害虫を食べてくれたりします。
体の特徴としては、イモリの皮膚は常に湿っていてお腹が赤く全体的には黒っぽい色をしています。
ヤモリの皮膚は乾燥していて全体的に灰色っぽい色をしています。
また、イモリにはフグと同じテトロドトキシンという毒を持っているので、イモリを触ったら手を洗うようにしておかないと、目などの粘膜に毒がつくと腫れてしまうこともあります。
イモリは陸上を歩きますが歩行は得意ではないようで、おっとりしている印象ですが、ヤモリは素早く動いて壁をよじ登ります。
両生類と爬虫類の違い
両生類は、幼生期エラで呼吸しおとなになると肺で呼吸するようになります。
また、ほとんどが皮膚呼吸です。
体の表面はやわらかくウロコや毛、羽は持っていません。
変温動物なので環境によって体温が変化するのでその変化に合わせて場所を移動します。
爬虫類は幼生期から肺で呼吸します。
体は硬いウロコで覆われていて4本の足で素早く動きます。
両生類と同じく変温動物なので環境の温度変化に合わせて場所を移動します。
両生類と爬虫類の大きな違いは住んでいる場所です。
両生類は水辺を好みますが爬虫類は陸上のみで生活しています。
そのため、卵を産む場所も水辺と陸上という違いがあります。
まとめ
なぜかイモリとヤモリはよく間違われます。それはよく似た形をしているので見分けのつかない人が多いのではないでしょうか。また、トカゲとも似ていて違いって何?とわからなくなってしまいます。イモリとヤモリ生息している場所も違いますし、性質や行動様々な違いがありなにより分類そのもの違います。イモリと同じ分類のカエルとは見た目の形が違うので仲間とは思いにくいということも見分けられない要因ではないでしょうか。
イモリは体表面が湿っていて、水辺から離れては生活できません。これは両生類の特徴のひとつです。
生息している場所が水辺で体の表面が湿ってやわらかくお腹が赤いのはイモリですので、見分けるには住んでいる場所と体の硬さや色で判断できそうですね。