みなさんは、イモリという生物をご存知でしょうか。
姿はヤモリやトカゲに似ているので見間違える人もいると思います。
イモリは、日本各地で見ることができる生物です。
水辺を好み、暗くてジメジメした場所でよく見かけることができます。
今回は、イモリについてとヤモリとトカゲの違いについて調べてみました。
イモリについて
イモリは水辺に棲む両生類で日本各地に生息しています。
見た目はトカゲに似ていますが、手には水かきがあります。
お腹の部分に赤い模様があることから、アカハライモリと呼ばれていて、有毒物質を含んでいます。
赤い模様は敵に毒があるということを伝えるためだと言われています。
この毒は、フグと同じテトロドトキシンでかなりの猛毒ですが量が少ないのでそれほど強くなく触っても問題はありません。
毒は地域や時期によって毒量が変わるようです。
また、イモリは再生能力に優れていて手足や組織の再生も可能になります。
ヤモリとトカゲの見分け方
ヤモリもトカゲも同じ爬虫類ですが、生態が少し異なります。
ヤモリは夜行性の生き物です。
手に吸盤があり壁や天井に張り付くことが可能ですが、トカゲは吸盤がないため壁を登ることはできません。
トカゲは瞼がありますが、ヤモリには瞼がありません。
黒くて丸い大きな目が特徴になります。
瞼がないのでそのままだと乾燥してしまいますが、舌を使って眼球を舐めるので乾燥を防ぐことができます。
トカゲは石垣や野原を好み、卵は弾力のある白い殻に覆われています。
ヤモリは少しだけ体色を変えることができます。
木の上や壁、天井などを好み卵は柔らかく白い殻に覆われています。
まとめ
イモリ、ヤモリ、トカゲは見た目こそはそっくりですが生態は全く異なる生物です。イモリを頻繁に見つけることはできないかもしれませんが、ヤモリやトカゲは簡単に見つけることができると思います。また、これらの生物はペットとして飼育することも可能です。環境が整っていれば簡単に飼育できます。イモリやヤモリを見つけた時は、是非、参考にしてみてください。