昨日まで元気に生活していたイモリの指が溶けてしまっているようです。
これはどういう病気なのか、どんな対処をすればいいのか、いもりの病気について調べてみました。
イモリがかかる病気と症状
水カビやツボカビ症、モルチベストなどがよく聞く病名です。
水カビ病は寄生的な真菌感染です。
白い綿のようなものが皮膚につき炎症や潰瘍を引き起こします。
水カビに感染すると元気がなくなり活動が活発ではなくなります。
また、拒食、呼吸の乱れ、体重減少などの症状がでます。
ツボカビ症は皮膚に寄生する菌に感染することで皮膚がおかされ体内の浸透圧の調整や皮膚呼吸が困難になり数週間で死に至ることもあります。
病気が進むと皮膚の脱落なども起こって来るようです。
モルチベストは皮膚に白い斑点のようなものが発生する病気です。
どの病気も皮膚に異常が出るので元気がないようなイモリがいたらしっかり観察してみた方が良さそうですね。
病気の原因と対処方法
水カビやツボカビ症は皮膚に寄生する真菌に感染することによって引き起こされます。
水カビの場合は目立つので初期段階であれば摘み取って水替えの頻度を多くして清潔に保てば完治します。
ツボカビ症は有効な治療法は確立されていないので、必ず完治するといえるものはないです。
塩化ベンザルコニウム溶液を滴下して何日かほかのイモリとは隔離して様子をみる方法があります。
効果が出れば完治も期待できますが、病状の進行具合にもよると思うのではっきりはわかりません。
モルチペストもツボカビ症と同じように有効な治療法が確立されていません。
水を替えて清潔な状態を保って養生するくらいしか方法はないようです。
まとめ
イモリの病気はどれも感染力が強く、感染してしまうと治療法がないことが多いようです。
その中で水カビは感染力が弱く、摘み取って清潔にしておけば完治することもあるようです。いずれの病気も菌に感染することで発症していますが、水槽にどのタイミングで菌が紛れてしまうのかはわかりません。これらの菌は空気感染することはなく水を介して感染するので水を替えて清潔な環境を保つことがなにより重要です。
また、イモリの体には再生能力があるので菌に感染したことが原因での欠損でなければ時間がたてば元通りに再生するので、症状をしっかり観察して元気があるようであれば病気の心配はしなくてもよさそうです。